- 胃もたれ(胃がむかむかする)・吐き気の症状はご相談ください
- 胃もたれ・吐き気の原因
- 吐き気・胃もたれを伴う主な病気
- 消化器症状も要注意!コロナの可能性あり
- 胃もたれ・吐き気の時の検査
- 胃もたれ・吐き気の治療
- 胃もたれ・吐き気を防ぐコツ
- 胃にやさしい食事のポイント
胃もたれ(胃がむかむかする)・吐き気の症状はご相談ください
胃がむかむかする、吐き気といった症状は、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎの後によく見られますが、機能性ディスペプシアや胃がんなど、消化器疾患のサインである可能性もあります。以下のような症状が続く・繰り返す場合は、早めにご相談ください。

- 胃がむかむかする
- 吐き気
- 嘔吐
- 胃もたれ
- ゲップが増えた
- のどや腹部の不快感
- 胃やみぞおちの痛み
- 胃や下腹部の張り
胃もたれ・吐き気の原因
食べ過ぎ・飲み過ぎ
胃酸の分泌が過剰になり、胃粘膜が刺激されることで吐き気を感じることがあります。アルコールも胃の消化機能を低下させる要因です。
胃の機能低下
加齢や疲労によって胃の動き(蠕動運動)が低下すると、消化に時間がかかり、胃もたれや吐き気が起こりやすくなります。
ストレス
自律神経の乱れによって胃の働きが低下すると、食欲不振や胃の不快感、吐き気を引き起こします。
胃もたれ・吐き気を伴う主な病気
胃もたれ・吐き気といった症状は、以下のようなさまざまな消化器疾患に見られます。
機能性ディスペプシア
検査を行っても器質的な異常が認められないにもかかわらず、慢性的な胃の不快な症状が続く病気です。吐き気、ゲップ、食欲不振、みぞおちの痛み、胃もたれなどの症状を伴います。発症には、ストレスが大きく影響しているものと思われます。
感染性胃腸炎
ウイルスや細菌の感染を原因とする胃や腸の炎症です。吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状を伴います。細菌性の感染性胃腸炎の場合には、血便が認められることもあります。
胃がん
主にピロリ菌の長期感染、塩分の摂り過ぎなどを原因として発症します。初期にはほとんど無症状ですが、ある程度進行すると吐き気、胃やみぞおちの痛み、食欲不振、タール便などの症状が見られます。
胃・十二指腸潰瘍
ピロリ菌感染、薬の副作用などによって、胃や十二指腸の粘膜が深く傷ついてしまう病気です。吐き気、胃やみぞおちの痛みなどの症状を伴います。重症例では、吐血や下血を起こすこともあります。
腸閉塞
腹部手術や腹膜炎などを原因として腸管が癒着し、便の通過が妨げられている状態です。便・ガスが溜まることで、吐き気・嘔吐、腹部膨満感、腹痛などの症状が引き起こされます。早急な治療が必要です。
胆のう炎
細菌への感染、胆のうの出口での胆石の詰まりなどを原因として、胆のうで炎症が起こる病気です。右上腹部や背中に痛みが出ます。また、吐き気・嘔吐などの症状も見られます。
膵炎
胆石、大量飲酒などを原因として、膵臓が自己消化を始める病気です。急性膵炎の場合、みぞおちや背中の強い痛み、嘔吐、発熱、食欲不振などの症状が見られます。慢性膵炎でも同様の、やや軽い症状が見られます。
消化器症状も要注意!
コロナの可能性あり
新型コロナウイルス感染症の代表的な症状としては、発熱・咳・のどの痛み・味覚障害・嗅覚障害などが挙げられます。
ただ、それ以外にも吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、食欲不振といった消化器の症状が見られることがあります。特に下痢は、頻度の高い症状となります。
当クリニックでは、新型コロナウイルス感染症を含めた感染症を診療する「発熱外来」に対応しております。発熱外来の受診をご希望される場合には、まずはお電話でお問合せください。
電話番号:078-331-1230
※時間帯によっては、対応できないことがあります。ご了承ください。
胃もたれ・吐き気の時の検査
問診
症状、最近の食生活、生活習慣、既往歴、服用中のお薬などについてお伺いします。
血液検査
血液検査では、貧血の有無、炎症の有無や程度などを調べます。
胃カメラ検査
口や鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を観察します。また必要に応じて、組織を採取しピロリ菌検査を行います。
当クリニックでは、内視鏡の専門医・指導医が胃カメラ検査を行います。鎮静剤を併用し、眠った状態でほとんど苦痛なく検査を受けられますので、初めての方でも安心してご相談ください。
胃もたれ・吐き気の治療
主に、以下のような治療を行います。
原因疾患が見つかった場合には、その疾患に応じた治療を行い、症状の改善を目指します。
胃の粘膜を保護する薬
胃粘膜に炎症がある場合には、胃粘膜を保護する薬を内服し、ダメージを受けた粘膜の修復を促進します。
胃酸の分泌を抑える薬
胃酸の分泌が過剰になっている場合には、その分泌を抑える薬を内服します。効果が少しずつ異なる薬が多数ございますので、お一人おひとりに合ったものを選択します。
ピロリ菌の除菌治療
ピロリ菌検査で陽性であった場合には、除菌治療を行います。ピロリ菌の感染は、慢性胃炎・萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなど、さまざまな消化器疾患の原因になります。
吐き気止め
対症療法としては、吐き気止めが有効です。並行して、原因の除去を図ります。
胃もたれ・吐き気を防ぐコツ
食べ過ぎない・飲み過ぎない
食べ過ぎやお酒の飲み過ぎは、吐き気・胃もたれやの代表的な原因となります。腹八分目を目安とし、お酒も飲み過ぎないようにしましょう。
よく噛んで食べる
十分な咀嚼は消化を助け、かつ満腹中枢を刺激します。これにより、胃の負担を軽減しながら、食べ過ぎも防ぐことができます。
喫煙を控える
喫煙は、血管を収縮させ胃粘膜を酸欠状態にします。できるだけ、禁煙をしましょう。
胃にやさしい食事のポイント
吐き気がある場合には、胃に負担をかけないことが大切になります。胃酸の分泌が過剰になったり、蠕動運動が低下することで、吐き気が起こりやすくなります。
主に、以下のようなものを食べ、胃を休ませてあげましょう。

- おかゆ
- 素うどん
- 半熟卵
- 豆腐
- 納豆
- スープ
- ささみ肉
揚げたり焼いたりしないもの、味の薄めのものをおすすめします。
監修 池澤伸明

- 2006年
関西医科大学医学部医学科卒業 - 2006年-2008年
順天堂大学医学部附属順天堂医院にて
臨床研修医 - 2008年-2009年
さいたま赤十字病院 救急医学科 - 2009年-2012年
さいたま赤十字病院 消化器内科 - 2012年-2015年
国立がん研究センター中央病院
消化管内視鏡科レジデント - 2015年-2018年
明石医療センター 消化器内科 医長 - 2018年-2023年
神戸大学医学部附属病院 消化器内科 医員