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下痢・水下痢

下痢・水下痢の症状は
ご相談ください

下痢・水下痢の症状はご相談ください下痢(水下痢)が出ても、その1回きりであったり、数日以内に治まるものであれば、基本的に心配はありません。
しかし、1日に何回も下痢がある、1週間以上ダラダラと下痢が続いているといった場合には、何らかの病気を疑う必要があります。また、これに当てはまらない場合でも、注意が必要な下痢がいくつかあります。
気になる下痢(水下痢)があった場合には、お気軽に当クリニックにご相談ください。

下痢の症状チェック

すぐに受診が必要な下痢

  • 1時間に1回以上の下痢が続いている
  • 激しい腹痛、38℃以上の発熱を伴う下痢
  • 下痢と一緒に大量の血液が出た
  • 嘔吐の症状があり、水を飲むことができない

意識が低下している、子どもがぐったりしているといった場合には、救急車を呼んでください。

早めの受診を
おすすめする下痢

  • 1日に何回も下痢がある
  • 1週間以上、下痢が続いている
  • 下痢と便秘が交互に訪れる
  • 下痢に加え、血便や粘血便があった
  • 排便もすっきりしない(残便感)
  • よく腹痛と下痢が起こるが、排便するとすっきりすることを繰り返している

下痢の定義や種類

下痢の定義

便の形

健康的な便は、バナナのような形をしています。
下痢の場合は、形がほとんどなく液体状です。

便の水分量

健康的な便の場合、70~80%が水分です。
下痢の場合は90%以上が水分となっています。

下痢が続く期間

1度でも液体状の便が出れば、それを下痢と言います。
ウイルス性胃腸炎などで見られる急性下痢の場合は2週間以内に治まりますが、3週間以上続く場合には、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群などによる慢性下痢を疑います。

下痢の種類

急性下痢

浸透圧性下痢

脂っこいものの摂り過ぎ、お酒の飲み過ぎなどによって腸の働きが低下し、便の水分を十分に吸収できないことで起こる下痢です。

分泌性下痢

食当たりや食中毒によって腸管からの分泌物が増加して起こる下痢です。薬の副作用、食物アレルギーが原因になることもあります。

慢性下痢

蠕動運動性下痢

ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れ、腸管の蠕動運動に異常をきたして起こる下痢です。睡眠不足、不規則な生活リズムなども、自律神経のバランスを乱します。

滲出性下痢

潰瘍性大腸炎などに伴う腸の炎症によって、細胞内の液体・血液成分がしみ出すこと、水分の吸収障害が起こることで発生する下痢です。

下痢の原因となる病気

ウイルスや細菌による下痢(感染性腸炎、食中毒)

ロタウイルス、ノロウイルス、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌(O-157)などのウイルス・細菌感染を原因とする下痢です。吐き気・嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状を伴います。細菌性の場合には、血便が出ることもあります。

過敏性腸症候群

下痢、便秘、腹痛などの症状を伴います。大腸カメラ検査などを行っても、器質的な異常は認められないという特徴を持ちます。主な原因は、ストレスによる自律神経のバランスの乱れ、腸の働きの低下にあると言われています。

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潰瘍性大腸炎

大腸での連続的な炎症が認められる病気です。主な症状としては、腹痛、下痢、血便が挙げられます。症状が強まる活動期と、症状が鎮まる寛解期を繰り返すという特徴を持ちます。クローン病と共に、炎症性腸疾患に分類され、どちらも難病の指定を受けています。

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クローン病

大腸・小腸を中心とした口~肛門の全消化管で炎症や潰瘍が生じる病気です。腹痛、下痢、血便、体重減少などの症状を伴います。

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大きな大腸ポリープ・
進行した大腸がん

大腸ポリープ・大腸がんはどちらも、初期症状がほとんどありません。しかし、大きくなった大腸ポリープ、進行した大腸がんでは、便秘、下痢、血便、便が細くなるといった症状が出ることがあります。症状の現れる前に、大腸カメラ検査で早期発見することが大切です。

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下痢のときの検査

大腸カメラ検査

大腸の病気が疑われる場合、その病気の早期発見のためにもっとも有効になるのが、大腸カメラ検査です。肛門から内視鏡を挿入し、全大腸の粘膜を観察します。当クリニックでは、内視鏡の専門医・指導医が大腸カメラ検査をいたします。

大腸カメラ検査の
詳細はこちらへ

腹部超音波検査
(腹部エコー検査)

肝臓や胆嚢、膵臓、腎臓などの病気が疑われる場合には、腹部超音波検査が有効です。痛み・被ばくが一切ないので、妊娠中の方でも安心して受けられます。また、定期的な検査にも向いています。

血液検査

血液検査では、炎症の程度を調べることができます。また貧血が認められる場合には、消化管からの出血を疑います。

下痢の治療

下痢の原因になっている病気が見つかった場合には、その病気の治療を行うことで症状の改善を図ります。
その他、主に以下のような治療を行います。急性下痢、慢性下痢それぞれの場合について、ご説明します。

急性下痢

急性下痢の場合、短期間の絶食を行うことがあります。その場合も、経口補水液やスポーツドリンクで小まめに水分補給をしてください。水分を自分で摂ることが難しい場合には、点滴や入院が必要になることがあります。
食事ができる場合には、よく煮込んだうどん、おかゆ、スープ、すりおろしリンゴなどの消化の良いものを食べます。
ウイルスや細菌の感染による下痢の場合には、まわりの人へとうつさないよう、手洗いや症毒などの感染対策も大切です。

慢性下痢

症状が出ているあいだは、うどん、おかゆ、ささみ、白身魚、豆腐、納豆といった消化の良いものを中心に摂り、胃腸への負担を軽減しましょう。一般に、急性下痢ほどの制限は必要ありません。また、アルコール、カフェイン、香辛料、冷たいもの、牛乳なども控えましょう。

下痢を和らげるための方法

下痢になった時には、以下のような方法により、症状を改善する効果が期待できます。

胃腸を休め、安静にする

胃腸を休め、安静にするうどんやおかゆなどの消化の良いものを中心とした食事により、胃腸を休めましょう。また、身体もしっかりと休めます。吐き気がある場合など、無理をして食事を摂る必要はありません。
また、経口補水液、スポーツドリンクなどによって、小まめに水分補給をするようにしましょう。特にひどい下痢、嘔吐などがある場合、脱水の危険が高くなります。

お腹を冷やさない

冷えも下痢の原因の1つです。腹巻き、カイロなどにより、お腹を冷やさないようにしましょう。入浴も有効ですが、脱水を予防するため、のぼせないようご注意ください。

下痢止めの内服

下痢止めは、薬局やドラッグストアでも購入可能です。ただし、ウイルス・細菌感染を原因とする場合、下痢止めによって病原体の対外への排出を妨げ、症状を長引かせるおそれがありますので、ご注意ください。

おならでわかる下痢や胃腸の
回復状態とは!?

おならでわかる下痢や胃腸の回復状態とは!?「下痢はだいぶ治まったけれど、胃腸の調子も良くなったかな? ごはんは食べられるかな?」
そんな時には、おならの状態が1つの目安となります。胃腸の調子が良くなっていれば、おならを出すとお腹がすっきりします。また、強いにおいもありません。一方で胃腸の調子がまだ良くない場合には、おならを出してもすっきりとした感覚は乏しく、強いにおいがあります。
あくまで目安の1つですので、参考程度としてください。気になる症状が続く場合には、お気軽に当クリニックにご相談ください。

監修 池澤伸明


  • 2006年
    関西医科大学医学部医学科卒業
  • 2006年-2008年
    順天堂大学医学部附属順天堂医院にて
    臨床研修医
  • 2008年-2009年
    さいたま赤十字病院 救急医学科
  • 2009年-2012年
    さいたま赤十字病院 消化器内科
  • 2012年-2015年
    国立がん研究センター中央病院 
    消化管内視鏡科レジデント
  • 2015年-2018年
    明石医療センター 消化器内科 医長
  • 2018年-2023年
    神戸大学医学部附属病院 消化器内科 医員